月録名沙

読むべき本はあまりに多く、人生はあまりに短い。

アロエ・マルロシー/Aloe marlothii/鬼切丸

 名称:アロエ・マルロシー

学名:Aloe marlothii

別名:鬼切丸/音羽

分類:ユリ科アロエアロエ

原産:南アフリカ(ボツワナ周辺)

 

 

◎鬼切丸

 強烈なトゲを持ち、成長すると木質化して最大4mほどになる。まるで棍棒の如き様相を呈すこのアロエ、まさに鬼切丸の名に相応しい……とは思うものの、日本で栽培した場合、二メートル級になるまで何年かかることやら分かりません……(´・ω・` )

 食用アロエの中では最も薬効が高い、との記述はあるが実際のところは不明。例えば鳥羽玉サボテンは砂漠の厳しい環境下でゆっくりと成長すると高濃度のメスカリンを含むが、人工的な環境のもとで早く成長すると――それでも一人前になるまで10年単位の時間が必要だが――ほとんどメスカリンを含まない。同様の事象がマルロシーにも起きているかもしれない。ちなみに苦味の強さでもトップクラスのアロエである。

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(Flickr.com)

アロエの実生 

 今回はSUN-RAIN-SOILさんで種子を購入。

 二号駄温鉢の底に大粒赤玉土を敷き、種まき用土を入れる。種まき用土は有機質が少な目で粒子が大きいものを使用する。種類によっては泥のように水はけが悪いことがあるので注意する。アロエの種子は好日性らしいので土を被せず、乾かないように毎日霧吹きで水をやる。今回は3月初旬に播いてラップを掛け、デスクスタンドの白熱灯で穏やかに温めながら発芽を待った。三点播きで二鉢。

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2014/4/01

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  一つ目が発芽した。少々分かりにくいが真ん中のむにゅっとした薄黄緑色の芽がアロエ・マルロシー。まだ種子の殻をかぶっている。

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2014/4/23

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 発芽から20日ほどたち、ずいぶん成長した(手前)。奥の芽はさらに発芽したもの。種子の殻は一向に外れず、指で触れてみるとまだしっかりとくっついているようだ。無理に外さず放置してみることにした。

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